事業所様向け

夏の節電対策として、「緑のカーテン」を仕立てるエコ活動が盛んです。
工場・事務所の窓際や壁面につる植物を育てたり、屋上を緑化することで、室温を下げる効果があります。
屋外専用自動水やりタイマー「アクアグリーン」を使った栽培事例を紹介します。

緑のカーテンとは?
ツル性植物 (主にゴーヤ、アサガオ、キュウリ、ヘチマなど) をネットなどに巻きつけて作った自然のカーテンの事です。
屋外の壁や窓の外側に立てかけたりして室内に入射する太陽光を緩やかにし、室内の温度を下げる効果があります。
野菜なら、収穫できるとても楽しいカーテンです。

緑のカーテンのメリット
お日様の熱が直接建物を暖め、輻射熱(ふくしゃねつ)で室内の温度が上昇します。
夏を涼しく過ごすには、ブラインドで陽を遮るだけではなく、屋外の遮光の工夫が必要になります。
そこで、グリーンカーテンで屋外の壁面を覆うことで、太陽の熱をさえぎることができます。
床や壁が暖められないので、室内の温度上昇を防ぎ、葉っぱが二酸化炭素を吸収してくれます。
植物の成長を見守るのは楽しく、ゴーヤなど野菜の場合は収穫も楽しめます。

・地球温暖化対策に貢献できる

・企業イメージアップ

・植物の成長を見守れる

・花を楽しんだり、収穫物を得たりする喜びが味わえる

・夏のエアコンの電気代を節約できる

鉢底から流れ出るくらい朝晩水をたっぷり与えます。
(例、毎日2回/7時から10分、18時から5分)

アクアグリーン設置例
水道蛇口付近に自動水やりタイマーを設置して、ガーデンホースをつる植物付近に配管し、株元に散水ノズルを配置します。1セット当たり、設置には1時間位。 10mまでカバーできるので広範囲に散水できます。

緑のカーテンの水やり
水やりのポイントは、梅雨明け頃の散水量。
梅雨明け頃は、成長期で開花したり、葉からの蒸散も盛ん。
様子をみながら散水時間を伸ばすなどして調整ください。

水やりカレンダー(緑のカーテン/ゴーヤー)

鉢底から流れ出るくらい朝晩水をたっぷり与えます。
(例、毎日2回/7時から10分、18時から5分)

緑のカーテンの作り方

ゴーヤのグリーンカーテン

事前準備

ゴーヤは、うり科の植物。根が張るので、幅45~60cmの大型で、支柱を固定できるタ イプのプランターを用意します。プランターの底にデコボコがなくなるまで軽石を入れる。水はけがよく、空気が通りやすいように大きめのものがおすすめです。プランターの上部から5cmまで市販の園芸用土(肥料入り)を入れます。土は軽くて軟らかい、良質の培養度を使うと、根がしっかりと広がりやすい。

苗植え

種ではなく苗からが育てやすいので苗から植えるのがおすすめ。始める時期は全国的にゴールデン ウィーク頃。 スコップで苗の根がすっぽり埋まるくらいの穴を開け、1つのプランターに1~2本の苗を配置します。植え終えたら鉢穴から水が出るほどたっぷりとゆっくり水をやりましょう。

摘芯

葉が6、7枚ついたら主枝の先端を切ります。摘心するとゴーヤ が危機感を持って、下にわき芽をいくつも生やします。また、主枝よりもわき芽のほうに実を多 くつけ、光合成も活発になります。

ネット張り

ゴーヤが成長したらネットを用意してつるを巻きつけられるようにしましょう。日差しを遮れる位置にネットを張り、上から3本程度の側枝 を横へ伸びるように誘導します。10cmの網目サイズがおすすめです。つる がからまりやすくて、強風の時にも風が通り抜けるので植物へのダメージ が少ないで す。つるが上手に巻きついていない時は上手にからまれるよう に、成長して必要な高さまで伸びたりはみ出たら、 ビニールテープでネットに結んで助けてあげます。

グリーンカーテンの日頃の水、肥料のやり方

水やりは毎日1回以上。大きくなったり日照りが強ければ、朝夕2回。1~2ヶ月は培養土がもともと含んだ養分で育ちます。肥料は初めからやり過ぎず、葉が黄色くなってきたら追肥します。また2週間から1ヶ月に1回、肥料してもいいでしょう。一握りをプランターの四隅に分けて撒いてください。ただし、撒きすぎると肥料やけして枯れることもあるので気をつけましょう。

ゴーヤの収穫時期

ゴーヤの収穫時期は実がなってから10日~15日ほど。それ以降だと苦味から甘くなっていきます。熟れたのをそのまま放置すると、腐っていき、種ができるので、来年のために取っておくと便利です。

アサガオのグリーンカーテン

事前準備

幅約70cm深さ約30cmのプランターの底にデコボコがなくなるまで軽石を入れる。水はけがよく、空気が通りやすいように大きめのものがおすすめです。プランターの上部から5cmまで土(肥料入り)を入れます。アサガオの種は硬いので、カッターなどで膨らんだ部分の種皮に少しキズをつけます。適当なサイズの容器にティッシュなどを敷き、種が完全に水に浸からないよう、水を入れ、一晩給水させます。

種まき

5月中旬から6月中旬の間に種まきをします。撒く数は、25粒くらいまでです。種を埋める深さは、1cm~1.5cm程度です。土の表面が潅水するまで水をたっぷりやって下さい。

発芽及び間引き等

種をまいてから1週間くらいで発芽します。種皮が子葉を覆ったまま発芽した場合は、種皮を取り除きましょう。
子葉が展開したら、子葉の色・形や子葉軸の色を観察し、他のものと比べて状態が悪いものを間引き、10本くらい残します。本葉が展開して2枚~数枚になったら、1回目と同様に2回目の間引きを行い、3本から5本残し、株の間隔が均等になるように植え替えま。植え付けた後は、たっぷりと潅水しましょう。

ネット張り

窓やサッシの両側の柱等にネットを固定できない場合は、園芸用支柱を土に刺し固定しましょう。実がなると重くなるので、横に1~2本支柱を通しておきましょう。(台風対策としてはネットをはずし、地面に置きましょう。)つるが伸びたら、左卷き(右ネジと同じ巻き方)に、全ての部分を使うように時々支柱に誘導します。その後は、ネットなどに、つるを這わせてます。本葉が5枚から7枚になったら、先を少しカットすることで、新しいつるが生えて、横に広がるようになります。また、きれいなカーテンができるように、つる先をあなたの思う方向へ誘引し、ネットに絡ませてあげます。

グリーンカーテンの日頃の水、肥料のやり方

水やりは毎日1回以上。大きくなったり日照りが強ければ、朝夕2回。1~2ヶ月は培養土がもともと含んだ養分で育ちます。肥料は初めからやり過ぎず、葉が黄色くなってきたら追肥します。また2週間から1ヶ月に1回、肥料してもいいでしょう。一握りをプランターの四隅に分けて撒いてください。ただし、撒きすぎると肥料やけして枯れることもあるので気をつけましょう。

アサガオの種を採集

開花後1か月半ほどで果実が茶色になり成熟し採種可能となります。一株について少なくとも3回程度に分けて採種するとよいでしょう。完全に成長しきった種子は、青いまま収穫して自然風乾させると黒くなります。収穫した種は、翌年のために取っておきましょう。